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第3回段級試験結果

平成30年4月22日、当協会本部道場にて行われた段級試験の結果について、以下発表します。

※「原級」・・・これまで所持している級位、「新級」・・・今回与えられる級位。

 

○講評

段級試験、トレーナー認定試験を受験された皆さん、皆さんよく健闘されました。今回は試験の直前に稽古という好条件もありましたが、それを差し引いたとしても立派な結果を収められたと感じます。そんな中で、今回の試験で特筆すべきことが3点あります。

 

まず1点目。初挑戦組の健闘です。今回は二人の初挑戦組でしたが、しっかりと結果を残されたことは未受験の人たちにも勇気を与えるものになることでしょう。しかも京さんはなんと11月入会でいきなりの3級合格。井本トレーナーが持っていた最短記録を更新されました。また長井さんも5級を獲得されました。京さんの稽古への参加率は全会員を通しても突出していますが、長井さんも地道にこつこつと稽古に参加され、努力されていたこと周知されております。それが結果に繋がった一番の要因ではないかと思います。

 

2点目は、デモンストレーターの皆さんの着実な成長です。過去3回の協会イベントでの丹足デモンストレーション活動で、多くの人の体に触れ経験を積み、そのために準備練習し、それらを乗り越える中で「私は丹足を頑張るんだ」と目の色が変わってきたなと感じていましたが、そのままの成長が見られました。まだまだ奥はありますから、ますますの丹練を期待しています。

 

3点目は3級がもはや雲のかなたでは無くなったということです。第2回段級試験では3級はめったに到達できない雰囲気が漂っていましたが、今回は3級以上が続出しました。これはやはり型稽古と日々の丹練をしっかり取り組めば3級は獲得できる級位になってきたということを意味します。もちろん審査基準を落としたわけではありません。皆さんが稽古と丹練を丹足につなげていくことができるようになってきたのです。もはや3級は最終目標ではなくなりました。

 

これらの大きな成果を得て、第3回段級試験は大成功のまま終了いたしました。心機一転会員皆さんの今後の丹錬に期待しております。

 

最後に、今回は自主申告された級位よりも、結果が上回った方が続出しました。例えば最高得点を出した堀井さんは文句なしの3級以上の丹足でしたが、申告が4級であったために規則通り4級の付与になります。井本亜紀さんも同じく本当は3級の得点でした。今後は試験前に指導員と「どの級あたりを受験すべきか」よくよく相談して、実力にふさわしい級位を獲得してください。

 

師範 三宅弘晃